早期発見も難しく毎年約1万人の方が亡くなっている食道がんの最新医療として、導入療法が注目を浴びています。
この導入療法とはすぐに外科手術を行なうのではなく、先に抗がん剤や放射線治療で癌をダウンステージさせることで、小さくなった癌を手術で取り除くという方法です。
これにより癌が大動脈に侵入してしまっていて手術が非常に困難な状況であったとしても、導入療法で癌を小さくすることで大動脈から綺麗に外せるようになります。
一昔前では手遅れと言われていた癌も治療できる可能性が広がったので、諦めるということが滅多になくなるのです。
そして将来有望されている治療として、免疫療法と呼ばれるものも登場しました。
こちらは癌細胞が他の細胞と少し違う点を上手く利用し、免疫細胞に癌を認識させることで免疫力で癌細胞を攻撃する治療方法になります。