脳卒中は誰にでも起こりうる病気であり、年間12万人もの人が命を落とす病気でもありますが、脳卒中には血管が脳に詰まる脳梗塞と、脳の血管が破裂する脳出血、くも膜下出血があります。
脳卒中のうち脳梗塞が70%を占めており、脳の血管が詰まることで徐々に運動機能が停止するため、血栓を取り除く必要があり、治療法として、一般的に点滴薬が使われますが、この薬は出血する病気を患っている方は使うことができません。
カテーテルを血管に通して血栓を取り除く治療法もあり、掃除機で吸い込むように血栓を取るという特徴がありますから、治療の時間もスピーディですし、体への負担も少なくて済みます。
新しい治療として、細いワイヤーとカテーテルを血栓に通したら、さらに細いワイヤーで絡め取るという方法などもあり、日々進歩していることが分かります。