脳梗塞の最新医療情報とは

脳卒中は誰にでも起こりうる病気であり、年間12万人もの人が命を落とす病気でもありますが、脳卒中には血管が脳に詰まる脳梗塞と、脳の血管が破裂する脳出血、くも膜下出血があります。

脳卒中のうち脳梗塞が70%を占めており、脳の血管が詰まることで徐々に運動機能が停止するため、血栓を取り除く必要があり、治療法として、一般的に点滴薬が使われますが、この薬は出血する病気を患っている方は使うことができません。

カテーテルを血管に通して血栓を取り除く治療法もあり、掃除機で吸い込むように血栓を取るという特徴がありますから、治療の時間もスピーディですし、体への負担も少なくて済みます。

新しい治療として、細いワイヤーとカテーテルを血栓に通したら、さらに細いワイヤーで絡め取るという方法などもあり、日々進歩していることが分かります。

最新医療でうつ病を治す方法とは

うつ病にかかってしまうと、復職しても2年後には75%もの患者が休職してしまうというデータがありますから、リハビリや治療で心のケアをしっかりと行う必要があります。

現代人はストレス社会に生きていますから、うつ病患者も年々増加しておりますし、死につながる病なので、周囲の人がうつ病になった時のために最新の治療を理解しておきましょう。

基本的には処方される抗うつ薬による治療を行いますが、薬で効果が得られない場合には、特定の病院でTMS(径頭蓋磁気刺激)という新しい治療を受けることができます。

うつ病の人は前頭葉の活動が低くなるため、血流が減少してしまいますので、TMSで電流を流して刺激し、うつ病を改善させる効果が期待できますよ。

20年後には人工血液による輸血が可能に?

外を歩いていると献血車を目にする事は珍しくありませんが、この献血車が20年後には無くなるかもしれないと言われています。

その理由は現在スコットランドの大学により「人工血液」が開発されているからで、このまま何も問題が無ければ、20年後には献血でこの人工血液が使われるそうです。
この人工血液の開発には、日本の山中教授が発表した事でも話題になったips細胞が使われており、現在の開発も人間の体内環境に非常に近い状態で行なわれているとの事で、「人工血液」の実現に多方面からの注目が集まっています。

既に今までの研究で輸血出来る安全基準には達しており、早ければ1年以内に初の臨床実験が行なわれる予定となっています。

この人工血液による輸血が可能になれば、全ての細胞が同じ時期に生まれているので血液の有効期限がより明確になるだけでなく、輸血で問題視されている感染症のリスクも無くす事が出来ます。

https://youtu.be/kU3lAoBaDq4

癌治療の最新技術『3Dプリンター』でウイルスを攻撃

最新の癌治療として注目を集めているのは、なんと3Dプリンターで作成したウイルスを使って癌細胞を死滅させていく、というものです。

もう少し詳しく説明しますと、3Dプリンターで作成されたウイルスが一つ一つのがん細胞に感染して乗っ取ることで癌を死滅させていく治療法です。
この治療法を開発したのは生物学者のアンドリュー・ヘッセル氏で、たった2週間と1,000ドルでこの癌細胞を死滅させるウイルスを作製しただけでなく、「2017年末辺りには1ドルのコストでウイルスを作製できるようになる」と語っています。
更にこの3Dプリンターで作るウイルスは、特効薬の見つかっていないHIVにも応用することが出来るそうです。

このように夢のような技術なのですが、一方で「悪用されると殺人ウイルスが作られてしまうのではないか」との懸念の声も挙がっています。

https://youtu.be/YuIn_aL4Xfo